宛名のないラブレターをキミに


(今日はどんなの読もうかな)


踊るような心で図書室へ向かう。



今日は1番のりかも!
なんて些細なことに少し嬉しくなり、入り口の方へと一目散に走った。



そのとき




「う、わっ!」

「あ、」



前をよく見ていなかった私は何かにぶつかってしまい、尻餅をついてしまった。