どうかこの声あなたに届けて



その言葉が、絵麻も俺と同じことを考えていたことが嬉しかった。そして俺も「これからも友達でいたい」という気持ちを伝えた。


すると絵麻はコチラに振り向き、そして、


「いっくん、ありがとう」と笑顔でそう言った。


その笑顔はとても明るく、頬をつたっている涙は朝日に照らされてとてもキラキラしていた。