どうかこの声あなたに届けて



今朝、俺は絵麻に告白された。


あんなに自分勝手に振って、絵麻を傷つけたにも関わらず絵麻はまだ俺のことが好きだと言ってくれた。


俺は正直、嬉しくて手を伸ばし、絵麻に触れようとしたがハッとなりすぐにその手は引っ込めた。



“俺には絵麻を幸せにする事はできない。”




そして俺はもう1度


「ごめん、絵麻……。
絵麻の気持ちには答えることができない。」



とそう伝えた。