どうかこの声あなたに届けて


先生はいい先生だった。


私が思っていたよりもずっーといい先生だった。


まだ出会って1年も経ってないのに……
私の事でこんなに泣いてくれる。

先生……

「私は幸せ者すぎですね……。」

………………

…………

……



私と先生は1限目丸々使って話し合った。


そして、泣き続けた……。


部屋から出た時、当然の事ながら
他の先生方は私たちの顔を見て驚いていた。


《やっぱりかぁ》と私たちは予想通りの
先生方の顔に笑いあった。


今日のことは私の忘れられない思い出に
なったと思う。


《先生、ありがとう……。》