どうかこの声あなたに届けて



だけど、私はどうしても学校に通いたかった

もちろん学校に通うことでみんなや、
先生方に迷惑をかけてしまう事も
…………分かっています。

すごく自分勝手な事を言っているのも
分かってます。

私のやりたい事は全部、周りの人に
迷惑をかけてしまうことも…………。

だけど、それでも、私はみんなのいる
クラスに、里帆ちゃんや、まひるちゃんの
いるクラスに……学校に通いたいです。
だから、私は手術も治療も受けません。」


私は先生に思いっきり頭を下げた。

「先生、私、自分の命が終わるその時まで
学校に通いたいです……。

どうか、これからも学校に通うことを
許してください…。

そして、学校で私に何かあった時には助けて欲しい……。おねがいします……。」