どうかこの声あなたに届けて


不安そうな春輝くんの声に私は大丈夫だよ
アピールをするために、


「全然大丈夫!ちょっとぼーっとしちゃって。
あっ!今日も私の家でご飯食べてくでしょ?家に上がろうよ?」


こう答えた私に春輝くんは眉を潜めて


「俺さっき一緒歩いてた時に今日は父さんも
母さんも家にいるから一緒にご飯は食べられないって言ったはずだよ。」


「えっ?……」


さっきから春輝くんの話が耳に入っていなかった私は当然の事ながらそんな話は知らなかった


「ごめんなさい春輝くん!帰り道で話してた事
私、全部聞いてなかったの。だから……本当
にごめんなさい!!」