どうかこの声あなたに届けて



俯きながら何度も春輝くんは謝り続けた


春輝くんは初めから知ってたんだ……


私が病気の事も、その病気で私が死んでしまう事も、全部……


私は春輝くんにまで悲しい思いをさせていたんだ……本当は謝らなければいけないのは私の方なのに……ごめんね……


「春輝くん、そんなに謝らないで。

私は、確かに病気の事を隠していた……。

でもね、私、春輝くんに病気の事がバレて

しまったのになぜか安心しているの……。

きっと、家族以外の誰かに私の病気の事本当
は 分かって欲しかったんだと思う。

だからそんなに謝らないで。ねっ?」


出来るだけ明るくそう伝えた。


でも、春輝くんは腑に落ちない顔をして私を見つめて来たから私は


「じゃあ、春輝くんに1つだけお願いがある。

私ね、最近、頭痛が激しくなってきてるんだ。

前までは我慢して頭痛が起きても普通を装っていたんだけど、今では頭の痛みが前の比じゃないくらい強くて、もう我慢して普通を装う事が出来なくなってる……。

さっきも頭が痛すぎて動く事が出来なかった……。

だから、もしまたそんな事が学校でそんな事が起きた時、助けて欲しい。

私に手を差し伸べて欲しい……。

これが私のお願い……。どう?ダメかな?」