「おまえさぁ、そういうのやめてくれよ。ほんとに鈍感。なんなの?」
「へ?すみません…」
半ギレしてる先輩にわけわからず謝る。
「…一度しか言わないからよく聞けよ。」
「はい。」
先輩は深呼吸をしたあと、口を開いた。
「…瑠海のことが好きだ。俺と付き合え。」
それを聞いた瞬間、身体から力が抜ける。
一瞬が何時間ものように感じられた。
先輩が好き?誰を?私を?
「う、そでしょ…」
「疑うんじゃねぇよ。」
「でもっ、信じられなくて。」
急展開に頭がついていかない。
これはドッキリですか?それとも夢ですか?


