「黙れ、デューク。」

なんとアベルの瞳の色が赤くなってる。

「ッ...」


(殺される...ッ)

なんだか胸が苦しい、かといっても死ぬ気配はない。

「うぁ...息が...」


できないのだ。息が上手く吸えない。

「できないだろ?」

アベルはくすっと笑う。

「や、やめて...くれよ…」

「やだね、俺のいうこと聞かねぇもん。」

顔が近づく。

「嫌だ…死にたくない...」

パニックに陥り、頭が回らない。

「なら、俺に言うことがあるだろう?」

彼の手に力が入り、さらに首が締まる。

「うぅ...ごめんなさ、い...」

涙が出てしまい、ぼろぼろ落ちる。

それを見たアベルは流石にやりすぎたかと思ったのか、瞳の色が元のエメラルド色に戻った。

「ふん...」

喘いでる俺を見下ろしながら何かを考えている。

(...?)