すぐさまおじいさんの後ろに隠れるようにお屋敷までの道をあるいた。



周りにいる人達は「お前は誰だ」と言わんばかりに私に目で訴えかける。


いや、……私が聞きたいそんなこと。



そのまま付いていくと、「入るな危険」と書かれてある大きくて立派な扉の前についた。


「はいれ」


久しぶりにおじいさんが喋ったと思ったらこんなやばそうな部屋に入れ!?冗談じゃない。でも周りにはSPが2,3人いた。今の私の力では到底叶うはずがない。仕方なく従うことにした。


SPにドアを開けてもらい、部屋に入った。



あれ?思ったのと違う。
危険とか書いてあったから実験室とか怪しい部屋なのかと思ったら、普通に本棚とかソファ、机が置いてあるシンプルな部屋だった。



「俺の部屋だ。まぁ座ってくれ。」


私はなされるがままに従った。