「ところでお前、なんでそんなに地味子なのにこのがっこうにいるんだよ。あ、めっちゃ頭悪いとか?」
うるせぇな!自分で言うのもあれだけど頭いいし!
とかいう心の声は置いていおいて。
「うるさいな、あんたに関係ないでしょ?
しかも!地味子だからって、普通不良校に行かないなんて決めつけないで!」
「ああ、悪かった…じゃあ、もしかしてお前族のやつか?レディース?姫?」
やばいこいつイケメンな顔に似合わずお喋りだししつこいし!なんだこいつ!!しかも女だからって勝手に決めつけて…!!!!
「………」
「お?あたりか?」
「…うるせえって言ってんだろ。黙れよ」
ドスの効いた声で殺気40%は出して言った。
遥山は問題ないだろうけど、さすがにこれ以上出すとほかの人たちが倒れてしまったり死んでしまう危険性があるってこの前おじいちゃんに怒られたから。
少しの牽制には十分だと思う。
あの後、遥山が話しかけてくることは一度もないまま、全ての授業が終わった。