3人が動けない状態になったのを確認してから女の子の方に向かった。



「こんなとこ見せちゃってごめんね、大丈夫だった?怪我はない?」


怖い思いをさせないように優しく、同じ目線で話しかけた。


その子はニコッと微笑んで


「助けてくださり、ありがとうございました!よければお名前教えてもらえませんか?」



「桜稀。もしまたこんなことになったら私の名前を使ってね。少しは力になると思うから。じゃあまたね!」


私はそう言ってその場を後にした。





あの3人の男のせいで無駄な時間を使ってしまったじゃん!まぁ学校に行ってもサボるつもりだったからいいんだけどね


学校につくとまだ8時にもなっていなかった。