始まりは、嘘。

篠田くんがそう言った瞬間に、桐島くんの顔が強ばった。






「あら、まことちゃんは優の友達なの?」




「桐島くん、どういうこと……?」









「……っ」




私は訳がわからず、


「ごめんなさい、ちょっとお手洗いに……」





「……っ小日向さん」


呼び止める桐島くんを無視して、私はドアの外へ出た。