何も知らない君

やがて生徒手帳を見終わって、上着のポケットにしまった。

(まだ、あんまり時間、過ぎてないなぁ。)

暇だった。
とにかく、暇だった。

(そうだ、テレビでも見ようかな。何かあるかな。)

ベッドの脇にあるリモコンを取って、テレビの電源を入れた。

たまたま、チャンネルがニュース番組のチャンネルだった。

(何か、ニュースあるかなぁ。)

珠洲音は、ボーッと、テレビの画面を見つめていた。

「ここで、緊急ニュースをお伝えします!」