何も知らない君

否定して。
否定し続けて。

それでもなお、足は止まらず歩き続ける。

「いや……………………ぁぁぁ!」

体がカクンと傾いて、線路へと落ちてゆく。

そして、そこに通過するため、スピードを落としてない電車が……………






ドンッという音がした。
体中、鈍い痛みがはしる。

それでも、珠洲音には分からなかった。