何も知らない君

何故、確信したか?

それはね、部屋にいるはずの珠洲子がいなかったから。

珠洲音は、静かな部屋で泣き始めた。
シクシクシクシクシクシクシクシクシクシク。

ねぇ。
誰もを助けてくれないの。

そう、思った。

(それにしても、最近疲れたな。)

(自分の知人が幽霊ばかりだなんて。)