後に知った事だが、美月改充希は、珠洲子の同級生だった。

「え!嘘ぉ!」

それを知ったときの珠洲音の衝撃といえば、かなり大きくて。

因みに、珠洲音はあの後、ちゃんと現世に戻れた。

起きた途端、悲しみが溢れてきた。

大事な人を、友達と姉を失ってしまった。

まさか、友達が幽霊だなんて。
信じたく、無かった。

部屋のど真ん中に横たわっていた珠洲音は、確信した。

私は独りぼっち

だとね。