何も知らない君

でも、、、、
美月は、『特別』な人だった。
普通じゃ、なかったんだ。

気がついた頃には。
もう、
遅かった。



「おはようございます。」

その日、美月は学校を遅刻してきた。
しかし、先生は怒らなかった。
体調不良なのを、知っていたから。

「おはよ。美月ちゃん。平気?」

「うん。大丈夫。」

言葉は大丈夫と言いながら、ホントはそうではない。
珠洲音はそう、分かっていた。