何も知らない君

『珠洲音さん。そろそろ、よろしいですか?』

(え?)

声がする方を向いた。
後ろに、誰かいた。

「あなた、誰?」

『秘密。』

(ケチだなぁ。)

『珠洲音さん、あなたを、助けに来ました。』

(私を?)

『行くか行かないかは、あなたが決めてください。』