何も知らない君

「あ、うん。」

叔母さんはキッチンへと急いで戻った。

(叔母さん、ごめん。私、耐えられなくなっちゃったの。)

〈お父さん!〉

〈理音!〉

〈作戦成功だね!〉

〈やっぱり、こっちの方が落ち着くなぁ。〉

理音と叔父さんは、珠洲音がいなくなったのを喜んでいた。

(なんで喜ぶわけ?)