リアルの世界は、誰がどうもがこうと時間が巻き戻ることはない。

それは今、身をもって理解した。

今から話すのは、予知夢から逃れる方法に、私が気付いてしまったときの話。

もしも、このときまで戻れるのなら、私は今、この“赤い現実”にはいないと思う。

そう、私の後悔の始まりのお話___