この4人が仲良くなったのは
私と杏里、ももこと鈴音の名列の席が近かったから。ただそれだけのこと。

杏里と鈴音が仲良いので自然と4人でいるようになったのだ。


「俊らきーひんやん!
抜け出してこれへんかったんちゃう?笑」

「今なにやってんの?うちらのクラス」

「たぶん現代文だったような気がします〜」

「え!じゃあ絶対抜けれるやろ笑
カモや…ガチャ!

「わりーわりー!
翔がコケやがってさ笑笑」

屋上の扉を開けてでてきたのは
安藤 俊。
一応……私の彼氏。

「は??お前が押すからだろー」
青山翔。
杏里の彼氏だ。


この2人は学校で人気のある2人。
顔はもちろん、性格もいい…と思う。


「あーーー!うちとももこでお菓子買いに行ってくるな!コンビニに!」


「え?なんでですか??ももこもここにいたいです〜」

「えーから!
はい、go!go!」

鈴音なりに気を使ってくれたんだろう。
四人だけになった。