「春ちゃん、いつもありがとう」
坂原さんは、眉を下げて申し訳なさそうな顔をしながらも
春から報告書を受け取ると、
スマホを手に、奥の部屋へと入っていった
「……春、あんたヤバいのに首つっこんでるの?」
沈黙に耐えきれなくなった私はクチを開いた
春は私の唯一と言ってもいい、友達
(…本人には絶対言わないけど)
だから、できるだけ危険なことには関わらないでほしい
「…あたしのお母さん、黒崎組とつながってるっぽいんだよね」
春は、視線を下に落とした
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…