私はほっと胸をなでおろした。
「もー。急に変な事言うから、びっくりしたじゃん!」
「だって、気になるじゃーん」
うーん、まあ。
言われてみれば、どうなんだろ…
「男女の友情かー」
「言っても、男と女だよ?俺は成立しないと思うんだよね」
そう言うと、
悠真はなぜか遠くを見つめた。
そして、今度は私のほうに向き直って
悠真は言った。
「俺だったら、無理だな」
なんだか、その目があまりにも真剣で
私は思わず悠真から視線をそらし、前を見つめた。
「そういうものかー」
「莉奈は?」
「んー」
男女の友情かー。
でも、
仲のいい男友達いっぱいいるしなー。
「成立するんじゃない?」
「なんで?」
「なんでって…」
だって、今だってこうして
「悠真とも成立してるじゃん!」
それを口にした途端、
悠真の表情が崩れた。
「…一番、言って欲しくなかった」
