冷たい冬の風が私たちの間を通り抜けていく。
悠真は私を見つめたまま動かない。
私も、そんな悠真の瞳に捕えられたかのように動くことが出来なかった。
いきなり、何?
悠真、一体どうしちゃったの?
「…」
「…」
よく分からない空気。
悠真とこんな空気になったことは無かった。
…どうしたらいいのか、分からない。
「…なあ」
最初に口を開いたのは悠真だった。
「ごめん、変なこと聞いて!」
「あ、いや…」
あれ?
いつもの悠真に戻ってる?
「なんか、この間ドラマでやっててさー」
男女の仲良しな友達同士だったのに、
ある出来事がきっかけで恋に落ちていくドラマをたまたま見たのだという。
「ちょっと疑問に思ったんだよねー」
「な、なーんだ!」
そんなことだったのかー!
変に緊張して、損した!!
