意識した途端、顔が火照っていく。
古谷さんから離れようと腰を浮かせたら、それを知ってか知らずか、彼がころんと私の太ももに頭を少し乗せてきた。
「…」
な、なんも言えない!
むしろ、古谷さんを見れない!!
古谷さんも別になにか喋るわけではなく、ただ、少し移動して私の太ももさんにちゃんと頭を乗せてきた。
勇気を出してちらっと下を向くと、
古谷さんは目をつぶっていた。
「……」
なになに?この状況?
寝てるの?起きてるの?
てか…可愛すぎる!!!
私はそっと彼の頭に手を乗せ、そのまま、ゆっくりと頭を撫でる。
ちょっと固めの、でもサラッとした髪の毛が心地いい。
毛先を指先で遊んだり、手ぐしをしたり、ちょっと遊びながら頭を撫で続ける。
やばい。
私、古谷さんの髪の毛好きだな。
髪の毛を撫でる度に、古谷さんの香りがふわっと香ってくる。
いい匂い…。
こんな事考えてるなんて、私って実はめっちゃ変態なのかな…。
「うた」
「えっ?」
急に古谷さんがぱちっと目を開けて、したから私を見る。
「歌、歌わないの?」
「歌っていいの?」
この状況で?
古谷さんは何でもないようにコクコクと頷いている。
あなたに膝枕をした状態で歌えと言っているのでしょうか。
でも、そう言われて歌わないわけにはいかず、とりあえず曲を入れて歌う。
