「…」
私は無言でこくりと頷いた。
びっくりして言葉が出てこなかったのだ。
同じことを考えていた。
きっと、根本にある考えは違うだろう。
それでも私は嬉しかった。
「車がたこ焼き臭くなっちゃうねー」
「まあ、いいさ」
車内に戻った私はたこ焼きを開けてソースとマヨネーズをかける。
実はちょっとしたこだわりで、ちゃんと綺麗にかけたい派なんです!
「おおー、うまそ」
「さ!食べよー!!」
お互いに一番近いところにあったやつを取って口に入れる。
たこ焼きが大きすぎて口にうまく入らない
それを何とか詰め込むと、隣で古谷さんが笑い出した。
「ひとくちで食うのかよー!」
「んーんんん!」
口いっぱいにたこ焼きが詰まっていて喋れない。
それでも、キッと睨みつけて反抗する。
「大丈夫かー?食えるかー?」
サク、カリな外側の皮を破ると、
中からとろっとした美味しい中身が…
「お、おい…」
焦る古谷さんの声。
その隣で目いっぱいに涙をためる私。
「はふぃ…」
顔が真っ赤になる。
うぅぅ、熱いー!!!
「ゆっくりでいいから」
「ん、はふぃ」
「俺のところ、そんなに熱くなかったけどなー?」
いやいや、熱いよ!?
もう、涙流れそうだよー…
