私は今どんな顔をしてるの?
私は今どんな言葉をかければいいの?
ぐっと息を飲み込む。
でも、そんな苦しみも一瞬で消えた。
これが、悲しい私の得意技。
もう、恋で苦しむのは嫌…。
「…そうなんだ!」
無理やり作った明るめの声。
愛想のいい笑顔。
いつも通りの莉奈ちゃんになる。
「いいじゃん、好きな人」
「でも複雑なんだわ。前の彼女なんだけどさ、引きずってるみたいなんだよね」
あー、こじらせてますな。
復縁を求めている系の恋愛相談ね。
よしっ!
私は気合を入れ直した。
ここからの私は変わります。
こう見えて、数々の恋愛相談に乗ってきたスペシャリスト莉奈になります!
「なるほどね、別れを告げたのはどっちからかの?」
「それが俺からなんだよね」
「おぉ、まじか」
なかなか難しいですな…。
考えるふりをして、
胸にそっと手をあてる。
絆創膏を貼っただけの私のハート
でも、これくらいで抑えられてよかった。
