『いつでも、どうぞ!』
そう送ってすぐ、電話のコールがなる。
震える手で緑のボタンをタップする。
「も、もしもし!?」
「お、おう。元気いいな」
耳元から聞こえる古谷先生の声。
本当に先生と電話してるんだ。
そう考えるとますます私の心臓は高鳴った
「ちょっと緊張してるから」
「あー、明日ね」
それもあるけど…。
いや、何でもないです。
「うー、辛い辛い」
「よしよし。そう気張るなよ」
先生の声って安心するな。
でも、先生どこにいるんだろう。
なんか風の音が聞こえるような…
「どこで電話してるの?」
「外」
「えっ!寒いじゃん!!」
もう外も暗いし、申し訳なさが募る。
「今、友達とカラオケしててさ」
「そーなの?」
「ちょっと、生徒にエール送ってくるわ!って言って出てきたところ」
ありがたい…。
ちょっと、莉奈ちゃん泣きそうだよ。
「ありがと」
「任せとけってー」
それから、30分ほど先生から励ましの言葉とたわいもない下ネタを聞かされた。
カラオケ中でテンションもMAXだから、まあ大目に見ました。
