なんなの、あの人は。
全然こっちなんて気にしてなかったじゃん
それなのに、帰るタイミングはちゃんと見てるなんて、もう…
「莉奈、気持ち悪いよ?」
「ひどい!」
一緒に登校していた悠真が放った一言。
全く、デリカシーってものがない。
悠真とはたまたま時間があうと一緒に登校している。
別に、特別な感情がある訳じゃないんだけど、傍から見るとなかなかカップルに見えるらしい。
まあ、当の本人たちが気にしてないんだからいいんだけどねー。
「なんか、いい事あったの?」
「んー、いいことかなー」
「なんだそれ?」
曖昧に言って誤魔化す。
いいこと…か。
「そういえば、莉奈。明日本番だよな?」
「え?あ、うん。そーなんだよ」
そう、いよいよ私の推薦が明日に迫った。
なんか緊張しすぎたのか感覚が麻痺してきて、最近は妙にハイテンション。
「落ちたら慰めてー」
「落ちるに一票!!」
「おい、こら!」
明日かー。やだな。
なんか、情緒不安定なんです。
こんな時、なにか癒しがないかなー
