今日の授業は数学!
だけど、残念ながら古谷先生ではありませんでした。
奥の方から古谷先生の楽しげな声が聞こえる。
なんか、古谷先生の授業の日じゃないと、先生とあんま喋られないんだよな。
同じ高校3年生の女子と楽しそうに会話する古谷先生を遠目で見た。
って、何しての自分!
こんなんじゃ、ホントに古谷先生に恋してる女子みたいじゃん!!
やだやだやだ。
パンパンと自分のほっぺを叩く。
気合を入れろー!
とは、言ってみたものの…。
やっぱ気になるよ!!
気がつくと、古谷先生の声の方へ耳を傾けている。
「萌香ちゃん、やっぱいいわー」
「えー、気持ち悪いんですけど」
仲良さそう。
私がこの塾に来る前からずっといる子だもんな…。
でも、萌香ちゃんって。
呼び捨てにしてない。
