気づいたら口に出していた。

先生は傷ついたかな。ごめんなさい。ごめんなさい。
そう心につぶやいた。

でも、先生はそれでもあたしを暖かく包んでくれた。
「平田さん。俺は約束は守るよ。力になりたいんだ。俺の生徒だもん。頼りないかもしれない。
今までいろんなことがあったから裏切られるとか思ったんだろ?」

そう先生はいった。