「わ、わかった」

私、不器用なんだけどなああ…


なんて思いながらハチマキを


いじろうとしたけど…


「いや、届かない」


砂山くんは何も考えずに立っているだけ


しゃがんでもくれない。

「あ、わりわり、ちびだもんね」

笑いを抑えながらしゃがむ砂山くん