さすが柔道部の山ちゃんだ。

「あ、帰ってきたよ」

実月は真っ先に山ちゃんの元へいき

ハイタッチを交わしていた。

私も…!


「ありがとう!流石だね」

そう山ちゃんに言うと、

「や、碧もすごいんだぜっ、な!」

そういって砂山くんの肩を引き寄せた

「そんなことないけど」

「砂山くん、言ってることと顔、比例してない…よ??」

だって砂山くん
“そんなことないけど”って言ってるけど
顔は少しにやけていて嬉しそう。

「うるさい」