「お前と長谷川の会話聞いてしまった」


「お前が自分の指を刺したりしてまで一生懸命作ったお守りが捨てられてショックだったんだろ?」


「…うん、つらくて…かなしくて…」

なぜか、本音を話せた。

「これ」

砂山くんはそう言うとポケットから

私が作ったお守りをとりだした。