好きになる理由

「じゃあ、海行こうぜ!」

調子に乗った山ちゃんは

“夏の海”について語り始めた。


クラスのみんなは苦笑いを浮かべている

「海?」

そんな中頭にハテナを浮かべている砂山くん。

「ここは海にちけーからよっ!」

「そういや、碧海いったことない?」

「東京は海がないから、それに…」

砂山くんはそこまで言うと下を向いてしまった。

「碧大丈夫か…?」