ふと砂山くんをみると


私の作っているサッカーボールを


寂しそうな目で見ていた。


辛そうで、なぜか目が離せなくなった。


少し顔を歪めた砂山くんは


何かを思い出したかのように


サッカーボールから目を話した。


“なんでそんな辛そうな顔するの?”
“なにかあったの?”


聞きたいのにまた見えない壁で


阻まれたきがした。