好きになる理由

ある、住宅街の角を曲がると

道路で座り込んでいる2人の

小さな影があった

「隼人!帆乃!!」

そう叫ぶと、2人がこっちを向いた。

「「ううっ…おねーちゃん!!!」」

泣きじゃくった隼人と帆乃が

駆けつけてきた

2人を両手で包んで、抱きしめた