昼食タイムの終了を知らせるチャイムが


なったけど、そんなのどうでもいい。


ただ、隼人と帆乃に早く会いたかった


__バシッ


突然後ろから腕を掴まれた

後ろを振り向くと、砂山くんがいた

「どこいくの」

砂山くんの顔を見た瞬間

なぜか張り詰めていた心が溶け

涙がこぼれた


「どうした?」

「隼人と帆乃が…いなくなっちゃって」

「探しにいってくる…」

右目から1粒涙がこぼれた時

「…泣くな。俺も探す」

砂山くんの親指が私の頬を触った

優しく涙を拭ってくれた砂山くんは


いこ、といって腕を掴んできた