「ゴホンッ…では団優勝の発表です」

待ちに待った発表。

ドクン…ドクン…

胸の音が鳴り止まない


ふと、隣の砂山くんを見ると、

緊張した様子で少し手を握りしめて


祈っていた。


か、可愛い…


って、何考えてんのっ!


そう自分に驚きながらもにやけてしまっていた。

「…赤団っ!」


…え、いま…