好きになる理由

…お願い

目を閉じて手を合わせた。

_パンッ

ゴール…した。

ゆっくりと目を開けると…

「よっしゃああああっ!」

指で“1”と表しながら跳ねている

サッカー部のみんながいた。

「サッカー部1位よっ!」

隣にいた実月は興奮しながら言った

「やった!」

「最後の追い上げは半端じゃなかったわね…」


目を閉じていたから砂山くんの走りは

見ていなかったけど、すごかったらしい