好きになる理由

「…そうだよな。ごめん」

「目が覚めた。」

長谷川くんは前を向くと

「俺、お前の事絶対抜かすから」

そう言って手を前に出した。

熱い目をしている2人は

魂の篭った握手を交わした

__パチパチ

2人は一斉にこっちを向いた

「うああっ!あたし、なんで拍手なんか…バカッ」

私はなぜか無意識に拍手をしていた

「か、春日…」