「砂山 碧です。東京から来ました。」
「これから宜しくお願いします。」


そんな肩苦しいあいさつから始まった


今日の朝。



私のクラス、2年1組はいつも以上に

ザワザワと騒いでいる。



そんな中さっきの転入生は



表情ひとつ変えずに、私の隣の空いてい

た席についた。