「あの、昨日提出だった課題です」 「ああ、確かに。体調は大丈夫なのか?」 「は、はい!おかげさまでしたっ! ご心配をおかけしましたっ!」 もうその話止めてー。 お姫様抱っこが。 覚えてないけど想像しちゃうから。 ふと視線を感じて俯いていた顔を上げた。 先生はどこか遠くを見るような目で、私の顔の少し右側を見ている。 ああ、私。また耳触ってる。 その目は間違いなく、私の耳とそこに触れていた手を見ていた。