「あらやだ、真っ赤になっちゃって。かーわいー」 「な、なってないしっ! からかうなしっ!」 「はいはい。何語よ、それ。じゃあ洸輝くん、お姫様をよろしくね」 何がお姫様だ、こら。 ちょうど駅の改札に着き、舞はひらひらと片手を振る。 捨て台詞は忘れない。 くそ。逃げられた。