今でもあなたが大好きです。




「忘れちゃダメです」

椅子に座る先生に、目線を合わせた。


「ごめんなさい。先生の辛さは私には全部は分からないし、踏み込まれるのが嫌いなのは分かってます。でも、これだけは言います」


忘れないで。


「忘れないで下さい。辛いことがあったとしても、楽しかった日々や幸せだった思い出まで辛い記憶に変えないで」


いのりは。

チカとの記憶を、その時の感情を、

全部、とてもとても大事にしてるよ。


幸せな記憶を幸せなままで覚えてるよ。