「金井さん、大丈夫?」 部員が集まり、宮野先生も駆け寄ってくる。 どうやら、包丁を洗っているときに手が滑ってしまったらしい。 手のひらに線が入り、そこから血が溢れてくる。 タオルを巻きつけ、宮野先生に保健室に連れられていく。 タオルには赤が滲んでいた。 2人を追ってフラフラと調理室を出た先生の異変に気付いたのは、私だけ。