先生がすごく傷ついた顔をする。
……先生はズルい。
側にいても、離れても、結局そんな顔をして。
じゃあ私はどうしたらいいの。
どれだけ遠ざかれば、そんな顔をさせないで済むの。
「……もう、私に関わるの止めてください」
涙声になるのを必死で堪えて強がった。
そのまま準備室を飛び出したところで、涙がぽたぽたとこぼれてくる。
……もうヤダ。
好きな人を傷つけることしか出来ない自分がイヤだ。
それなのに離れることに後ろ髪引かれてる自分がイヤだ。
いっそ先生のことなんて嫌いになれたらいいのに。
でもそんなこと、私の中のいのりが絶対に許さない。
