「……俺は木原に冷たい態度を取ってたし、酷いことも言ったから嫌われてるのは仕方ないと思う」 先生にいのりのことを聞いた日のことを思い出した。 この場所で。 初めて先生に拒絶された日。 「でも、担任として。悩みがあるなら聞いてやりたいって思ってるから」 優しい声。 冷たかったあの日とは比べ物にならないくらい。 流されてはダメだと思うのに。 私の中で、先生に対する“好き”の感情が見え隠れする。