「へ、変じゃないし! 気のせいじゃし!」
「そーやってまた強がる。ななの悪いくせだよ。もうちょっと周りを頼れよ。
……そういえば、先生も心配してたぞ」
先生。
その言葉に反応して、握られていた手を引いてしまった。
「……お前が元気ないって。自分には話してくれないだろうから話聞いてやって、って頼まれたよ」
心配してくれてるの?私のことを?
最近あんなに避けてたのに?
ああ、ダメだ。
私今、本当に弱ってる。
「まあ、先生に言われなくても来るつもりだったけどさ。
何? なな、先生のこと嫌ってんの?」
違うよ。
違うんだよ、洸ちゃん。
でも、そうしなくちゃいけなかったんだよ。
